行動分析学の和書
畿央大学の大久保賢一先生による『3ステップで行動問題を解決するハンドブック』。4/25(木)に刊行予定ですが,さきほどAmazonをのぞいたら「Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 1,357位」となっていました。なかなかの注目が集まっています(笑)。 本書では,…
京都で開催された国際行動分析学会(ABAI)も大盛況のまま終了し、この夏、というか春から、ずっと続いてた常識を越えた忙しさも一段落。ようやく一息つけそうです。 というわけで、9月17日に刊行された拙著のご紹介です。 『リーダーのための行動分析学入門…
行動分析学に興味があり、色々な参考書も読みあさり、でも、実際にどのような研究が行われているのかを知りたい。学術誌に掲載されている研究論文を読みたいが、英語は読めない。 そういう方は国立情報学研究所が提供しているCiNiiというデータベースをご利…
久しぶりに大学に行ったら、二瓶社さんから献本が届いておりました(有り難うございます)。 我が国初のスクールワイドPBSの(翻訳)本です。 前半が機能分析や指導計画の立案など、後半がスクールワイド体制の築き方についての解説となっています。チェック…
とても面白い辞典がでました。 序にあるように、行動生物学は動物の行動を研究対象とする生物学の総称で、動物行動学、応用動物行動学、動物心理学、行動分析学、比較認知科学、神経行動学、行動薬理学、行動遺伝学、人と動物の関係学などを含む学際領域です…
臨床心理関係の図書を数多く出版している金剛出版から隔月で刊行されている雑誌『臨床心理学』で行動分析学の特集が組まれた号を読みました。 一般臨床、発達臨床、学校臨床、リハビリの他に、薬物依存支援や矯正教育における臨床という、ふだんはあまりお目…
『家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46―自閉症の子どものためのABA基本プログラム』は低学年の指導(就学前から小学校くらい)、『高機能自閉症・アスペルガー症候群への思春期・青年期支援―Q&Aと事例で理解する』は中学、高校、大学での支援に使え…
応用行動分析学に基づいた療育プログラムに関する訳書を2冊(偶然か?どちらも明石書店から)。 『親と教師が今日からできる 家庭・社会生活のためのABA指導プログラム―特別なニーズをもつ子どもの身辺自立から問題行動への対処まで―』は、題目にもあるよう…
「スクールシャドー」という言葉を、私はこの本で知りました。特別な支援が必要なお子さんに付き添って学校に行き、学習支援や生活支援をするサービス形態です。出口は計画的フェードアウト。 モデルとしては、いわゆる「支援付きインクルージョン(関連記事…
自閉症児の親御さんが執筆された本を2冊紹介します。 『「ママ」と呼んでくれてありがとう』はまさに日本版の『Let me hear your voice』(わが子よ、声を聞かせて―自閉症と闘った母と子)です。お子さんが自閉症であるとわかったときから、ABAに出会い、療…
おかげさまで、非常にスローなペースで、でも継続的に売れてはいるそうで、このたび増刷となりました。お買い上げいただいた読者の皆さんに感謝致します。 編集者のKさんから「増刷出来」というキーワードをいただいたときに、「出来ました」の「ました」を…
読もう読もうと思いながら先延ばししていた本を読むのもこの一年間の目標の一つ。『日本語で読める行動分析学』も更新していきます。 まずは谷晋二先生の『はじめはみんな話せない-行動分析学と障がい児の言語指導』。一般読者にもわかりやすく書かれてはい…
奥田健次先生の新書『メリットの法則—行動分析学・実践編』を読みました。初めて日本行動分析学会の年次大会に参加されたときに “コンディショニング”や“トリートメント”とという言葉が飛び交っているのを聞いて、「ここはシャンプーの学会か!」とツッコミ…
今から10年前に(a decade agoだ)作成し、今でもなぜか以前の所属大学のサーバーで公開されている「日本語で学べる行動分析学の図書」。この記事にも書いたように、今ではAmazonで「行動分析」や「ABA」と検索すれば、新しい本が山のようにヒットするように…
これはすごい。小林先生と奥田先生のユニットというのも想像を絶するが(注)、内容に抱腹絶倒。 療育に関する54の問いに二人の臨床家がそれぞれわかりやすく、親御さんにとってはおそらくすぐに「やってみたい!」と思うであろうテクニックを紹介するという…
できたてホヤホヤの本ですが、これはいい。 小中学校の通常学級で特別支援教育に携わっている教員の方々には必読書といってもいいかもしれません。 行動分析学をベースにしていますが、専門的な難しい話はでてきません。高機能自閉症やADHD、LDなどの障害を…
かつて「日本語で学べる行動分析学の図書」というリストを作ってHPで公開していました。 2003年以前。まだAmazonとかのオンライン書店が今ほど充実していなかった頃。そして行動分析学の和書も限られていた頃でした。 あれから数年がたち、今ではネットで「…
富山から北海道へ移られ、さらに活躍されている“支援ツール”で有名な高畑庄蔵先生(北海道教育大学)による図解入りマニュアル本。ナンバーぞうきん、お手玉ふっきんなどのツールと、背景にある応用行動分析学の考え方を漫画でわかりやすく解説している。 特…
「はじめに」より抜粋米国は、日本よりも50年も早く音楽療法の全国組織や音楽療法士の資格制度を確立した音楽療法先進国ですが、その米国において、ABAアプローチは障害者教育分野でももっともオーソドックスな方法として知られています。それはABAアプロー…
『行動分析学入門』の元本(“Elementary Principles of Behavior”)の最新版(5th Ed.)はタイトルも変わって“Principles of Behavior”。このペーパーバック版がAmazonにナント¥1,511で登場! 半信半疑で注文してみたら(本日到着)、学生用の用語集でした…
野呂先生の『園での「気になる子」対応ガイド』に次ぐ保育士向けの行動分析学本。 表紙にはABC分析のダイアグラムが掲載されていて、タイトルからも、これなら、気なる行動を(ダイアグラムで)読む解く方法を保育士の先生たちに教えてくれそう!と期待しな…
ナンバーぞうきんや腹筋お手玉など、面白く有効に使えるさまざまな支援ツールを開発してきた武藏博文先生(富山大学)と高畑庄蔵先生(北海道教育大学)のコンビが、これまでの仕事の集大成のような本を出されました。 子どもが使う「チャレンジ日記」、保護…
鳴門教育大学附属養護学校の猪子先生(現在、鳴教の大学院に在学中。私の阿波踊りの先輩でもある)が、徳島県内の保育士さんたちと事例研究を中心にしたコラボレーションを展開している。これまで私が養護学校の先生たちとやってきた仕事を、保育所を対象に…
日本の行動分析学界で特別支援教育に次いでいま最も元気がいいのがリハビリテーションの分野ではないだろうか。そんななか、タイムリーにも、医療や福祉の現場で“こころ”の問題に行動分析学から取り組もうとする人たちに最適な入門書が出版された。 本書では…
行動療法学会のコロキウムで話題提供したときに、勉強のため、1ケースだけ事例発表会にも参加させていただいた。 そもそもこのコロキウムという催しは、学会会員が自らの事例を持ちより、他の会員から助言を受ける機会として設定されているそうである。一つ…
スキナー的老後生活充実作戦を一般読者向けに紹介した本。たまたまAmazonで¥978の破格で入手し、一気に完読した。 長谷川芳典先生(岡山大学)のレビューによれば この本は本明寛氏によって翻訳され、『楽しく見事に年齢をとる法:いまから準備する自己充実…
いい本がでました。 今年度はサマースクールのための教科書を執筆する予定だったのですが、これならその必要もなさそうです。 この本では応用行動分析を学校で先生たちがうまく指導できているときの延長と捉え、日頃の指導を整理して体系的に見直すだけでも…
北海道教育大学旭川校・特殊教育特別専攻科(情緒障害教育専攻)の研究紀要。 主に卒業生や修了生でつくる北海道教育大学情緒障害教育学会の研究誌でもあり、近隣の学校で行われた事例研究がふんだんに掲載されている。 TEACCH の構造化の考え方や応用行動分…
待望の新書判『行動分析学入門』登場! 望月昭先生(立命館大学)が評するように、まさに“1日で読める行動分析学の基礎テキスト”としてお奨めの一冊。 一つだけ気になったこと。 副題のとおり、本書では行動随伴性の考え方を“ヒトの行動の思いがけない理由”…
“しごき”の記事で紹介した本がこれ。 関西学院大学のアメフトチーム FIGHTERS の監督をされていた武田先生が、行動的なコーチング技法をわかりやすく解説している。 アメフトの課題分析やフォームのイラストもあれば、多層ベースライン法を使った研究のデー…