自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一太郎 for Linux

「一太郎 for Linux いよいよ発売!」という新聞記事を読んだ。WindowsだけじゃなくMac用とも互換性があるって書いてあったから、驚いてジャストシステムのサイトをチェックした。Mac向け一太郎なんてもう何年も前に開発中止になっているから。 互換性がある…

夏秋のプロジェクト:経過報告8

先週は書込6件でぎりぎりの目標達成。ネタはたまっていくばかりなんだけど.... ちなみに、土曜には楽しい飲み会がありました。

芸術と言語行動と私的出来事と

TVの教育番組はほとんど観ないのだが(イライラするから)、たまたま日曜の朝に放映されていたNHKの『課外授業ようこそ先輩』に興味を惹かれた。 MAYA MAXXさんという画家が小学校に招かれ、子供たちに「自分らしく描く」ことを教える。「絵を描くことに正解…

立ちション vs 座りション?

立ちション vs 座りション? TOTOの調査によれば、洋式便器を使っておしっこするとき、今や男性の4人に1人が座って用を足しているという(日経新聞、2004.11.21)。 「掃除が楽になるから立ってするのはやめてよ」という奥さんからのプレッシャーで座らさ…

立ちション vs 座りション?

立ちション vs 座りション? TOTOの調査によれば、洋式便器を使っておしっこするとき、今や男性の4人に1人が座って用を足しているという(日経新聞、2004.11.21)。 「掃除が楽になるから立ってするのはやめてよ」という奥さんからのプレッシャーで座らさ…

『うまくやるための強化の原理』

『うまくやるための強化の原理—飼いネコから配偶者まで』 プライア,カレン【著】 河嶋 孝・杉山 尚子【訳】 二瓶社 1998 ISBN:4931199550 この本の原書は「Don't Shoot the Dog!」。叱ったり、なじったりしなくても、愛犬はしつけられますよというメッセー…

仕事になりまへんわ

大学のネットにつながりません。 サーバーダウンの連絡あったっけなぁ? と思って調べてみたら、うちの大学ではなく徳島大学が停電だと分かった。 うちの大学は徳島大学の下流側にあるんで、上流が止まるとお手上げなのだ。 う〜ん。 独法化されたんだから、…

変革の時代を生き抜く

「若い人たちが変わればニッポンも変わる」... 旧態依然とした証券業界に、ネットを活用した個人顧客重視という新たなビジネスモデルを持ち込んで風穴を開けつつある、松井証券の松井道夫社長さんのコトバである。NHK総合、『週刊経済羅針盤:証券界の風雲児…

自閉症の刺激の過剰選択性について

徳島ABA研究会で自閉症の刺激の過剰選択性に関する古典的な論文を紹介した(資料はここ)。 「刺激の過剰選択性(stimulus overselectivity)」とは、環境の特定部分に注意を向けてしまって、他の刺激に注意が向きにくいという特性である。最近では「シング…

田臥勇太のメッセージ

日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥勇太がナイキジャパンのCMに起用されている。 「何万回もパスをし、何万回もドリブルして、何万回も相手をフェイクし、何万回も速攻をだし、何万本もシュートを打って、何十足もバッシュを履きつぶし、僕はアメリカのコ…

行動銀行(Behavior Bank)とリンズレイ先生

製品評価技術基盤機構では、医療・福祉で活用するために、人間の足の太さ、バランス、柔軟性、関節可動域など、さまざまな人間特性をデータベース化しているという(von Dionysos bis Physis, und....)。 先ごろ他界された行動分析家の O. R. リンズレイ先…

反射的に

実験装置を作るのに久しぶりにハンダごてを使って工作していたら、火傷してしまった(ブザマ)。 コードを踏んづけた途端、机から落下したハンダごてを“反射的に”つかもうとしてしまったのだ(疲れがたまってくるとこういう過剰般化が起こりやすくなるような…

夏秋のプロジェクト:経過報告7

今週のWeb書込は11件で目標達成。さいさきよいスタート。 それからタイトルやカテゴリー名を日本語にしてみた。今週も継続して、閲覧しやすいようにちょこちょこ改善する予定。

『インストラクショナルデザイン-教師のためのルールブック-』

ようやく出ました。 自分で自分のパフォーマンスマネジメントをしていて、最も達成率が低いのが執筆行動なんですが、この本は足掛け3年。出版社の米田さんに何度「ごめんなさい」をしたか数えきれないくらいです。 インストラクショナルデザインは行動分析…

どっちのダイアグラムでしょー

機能的分析(行動随伴性の机上分析)を教えるのに、授業では『行動分析学入門』流ではなく、『パフォーマンスマネジメント』流の随伴性ダイアグラムを使っている。その方が短時間で簡単に理解しやすいからだ。 行動分析学の初歩を学ぶ上では有効だと思うのだ…

どっちのダイアグラムでしょー

機能的分析(行動随伴性の机上分析)を教えるのに、授業では『行動分析学入門』流ではなく、『パフォーマンスマネジメント』流の随伴性ダイアグラムを使っている。その方が短時間で簡単に理解しやすいからだ。 行動分析学の初歩を学ぶ上では有効だと思うのだ…

アトムを探せ!:中間報告(4)

手と脚の協応の課題を模索中。 コーディネーションの教科書に載っている「靴踊り」とか「操り人形」はわりと簡単にできるので、エアロビクスの得意な大西さんに、ちょっと難しめの動きを考えてもらった。 腕は「ライダー、変身」の要領で、右、上、左へと回…

ブッシュ再選と知能指数

アメリカではブッシュ大統領が再選をはたした。 嘆き悲しんでいる友人も多く、日本でも報道されているように、東海岸と西海岸の州をカナダと合併し United States of Canada を建国したいなんてバカげた話まででている(カナダ人にとっては迷惑な話だ)。 日…

夏のプロジェクト:経過報告6

Webでの情報発信を活性化する夏のセルフマネジメントプロジェクトを総決算。 グラフから明らかなように、日記での週間報告を中止してから、書込件数が減少した。 もちろん、新学期が始まってより一層忙しくなったという外的な要因が影響しているとも考えられ…

『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』

怪しげだけど真実が潜んでいそうな理論に興味を惹かれる。「ナンバ」の動きもその一つだけど、この本もまた面白い。 たとえば、国や文化や母語にかかわらず、多くの幼児が母親をM音で呼ぶことを(「マム、ママ、マミー、など」)、乳児が母親の乳首に吸い付…

独立法人ということ

大学が独法化されて半年経った。 残念ながら今のところ仕事上のメリットはほとんど感じられない。 労働裁量制ということで、たとえば出張のためのお役所的なペーパーワークなどはずいぶん軽減されるだろうと見込んでいたら、そんなこともない。裁量が効くぶ…

再利用封筒が再利用されていない?

今日、ふと気づいたこと。 学内で書類をやりとりするのに、古い封筒に宛先と差出人を書き込める、いわゆる「再利用封筒」を自作して使っている。 再利用されているなら廻り回って自分のところに返ってきてもよさそうだけど、これまでそんなことはほとんどな…

行動分析学会の「事務局だより」がblogで登場!

長らく更新が停滞していた日本行動分析学会のHPだが、いよいよ新しいサイトが立ち上がるようだ(現時点では準備中)。 「事務局だより」もblogで登場。画期的である。 ☆5つ。 これからは学会の最新情報がタイムリーに発信されそうで、期待できる。 「WEB…