スポーツ
週末になると近所の公園は野球少年やサッカー少年たちでいっぱいになる。最近は男女が一緒に練習しているから、正確には少年少女たちだ。 地元のチームなのか、その中に大人が交じっていて、ノックしてたりするのだが、これが酷い。 「あきらめんじゃんぇー…
Tennis Biz: 『フォアハンドストロークの基礎1テークバック』より インストラクショナルデザインの基礎の基礎である「RULEG」の考え方を使って作られた教材には中々出会わないものなのだが、たまたま見つけたこのテニスのレッスンビデオのサンプルはかなり…
ダンロップとエプソンが共同開発したという「スウィング・ラボ(Swing Labo)」を受診(?)してきました。 テニスラケットのグリップに測定装置(おそらくは加速度とジャイロセンサー?)をつけ、球出しマシンからでてくるボールを打ち、録画したビデオと共に、…
今年の全仏でその存在に気づいたのだが、時間がなくてアクセスしたことがなかった IBM SlamTrackerを覗いてみた(解説はこちら)。 プレー中の試合をポイント毎に記録し(これは手動のようだ)、すぐに各種指標に反映させて(1st.、2nd.サービスが入った確率…
日経新聞のスポーツ欄に「アスリートは強いのか?心のケアはどこに」という記事がシリーズで連載されている。 先日のフィギュア世界選手権におけるキム・ヨナ選手のように、あるいはテニスの試合ではめちゃくちゃ緊張して、時にラケットの持ち方さえ忘れてし…
『新インナーゲームー心で勝つ!集中の科学』W.ティモシー ガルウェイ (著) 後藤 新弥 (翻訳) 日刊スポーツ出版社 ハーバード大学テニス部主将という実績を持つ筆者の“インナーゲーム”シリーズ。通常の指導書とは方向性がまったく異なる本である。 練習や試合…
衝動買いの一本(もちろん私費)。 『イチローは「天才」ではない』を読んでから、スポーツビジョンという概念に興味を持ち、いろいろ調べたり、考えたりしている。 行動分析学ではサッカー選手の注意の視野を広げて反応を早くするようなこんな研究もある。 …
阿波踊り本番まで1ヶ月を切った。3年目の今年こそ自分で納得のいく踊りをしたいと、週5日の練習にできるだけ参加している。 諸先輩方の親切な指導にもかかわらず、どうもうまくいかないのは、たとえば、腕の位置や肘の曲がり方。 自分ではアドバイスに従って…
野球とソフトボールがオリンピック競技からはずされた(Yahoo!ニュース)。 我々、日本人にとっては「え?」と思うほど不思議な話だが、J. S. Minami(2005, 私信)によれば、ヨーロッパでは野球を知らない人がほとんどで、水球の方がよっぽどポピュラーらし…
元バレーボール少女の大西さんがアタックNo1.の猪熊コーチについて、こんな分析をしている。 懐かしアニメ「アタックNo.1」@徒然なる随伴性日記猪熊コーチのレシーブ練習だと,1対1でコーチが選手に向かって次々にボールを投げつけ,そのボールをレシーブ…
NHK教育で平日の朝に放映中の「からだであそぼ」に注目している。 松岡修造が子ども(たいきくん)にテニスを教えているコーナーをたまたま観て、こりゃ面白いと録画したら、他にも歌舞伎やサムライの動き(ナンバ)や、からだほぐしなど、コーディネーショ…
テニスのサーブ練習では、コースを狙う練習をするために、打ちっ放し時にサービスエリアの隅にコーンを立てたり、ボールを積み重ねることがある。 確かに狙いやすくなる気もするし(なんでだろ?)、的に当たったら明確なより強力な強化になるかもしれない(…
「サーブを打つときは肘を高くあげて」「ラケットは下から上へ振りましょう」(テニス)、「谷足に重心をかけて」「膝を曲げて」(スノボー)と、スポーツの指導においては、言語による教示が中心的な役割を果たす。 ところが、指導者が期待している動作がこ…
『スマッシュ』(2005年2月号, p.21)に昔懐かしいビヨン・ボルグ選手の逸話が掲載されていた。 B・ボルグは幼少時代に(サーブのトスを上げたときに)手の甲を見るようにと、テーピングを手につけていました。その名残でプロになってもテーピングを手に巻い…
過去数年間、保健体育講座が開設している健康スポーツという授業にはスケジュールが許す限り、「特別ゲスト」として、できるだけ参加してきた。 そうでもしないと忙しさにかまけて雪山にでかけないってこともあるが、ふだん交流のない学部生と話をして、昨今…
スポーツアトム研究会の特別体験企画第1弾は「弓道を体験しよう会」。 元学生チャンピオンの江本さんによれば「初心者がはじめて弓をいって的に当てることなどあり得ない」とのこと。 自他共に認める負けず嫌いっ子は、この言葉にムキになって張り切ったが…
アトムの研究会で、剣道では左利きの人も右利きの人と同じように竹刀を持たなくてはならないということを聞いた。初耳であった。どうやら弓道でもそうらしい。 テニスで同じことを言い始めたらすぐにパニックになるはず。さすが「道」だね、なんて笑っていた…
スポーツのアトムの中で「敏捷性」というか、いわゆる「反応の早さ」を測定するための課題を考案中。 「コーンタッチ」は左右に置いたコーンにタッチする課題。 左右の指示を音声でランダムに出したいので、まず「ひだり」「みぎ」の音声をDTalkerで作成し、…
大リーグのボンズにドーピング疑惑が生じている。もし疑惑が事実だと証明された場合には、ボンズの年間最多本塁打記録(73本)の価値に疑問が生じるという記事もあった。 von Dionysos bis Physis, und....DOPINGを禁止する理由として、 ・選手の健康を考…
日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥勇太がナイキジャパンのCMに起用されている。 「何万回もパスをし、何万回もドリブルして、何万回も相手をフェイクし、何万回も速攻をだし、何万本もシュートを打って、何十足もバッシュを履きつぶし、僕はアメリカのコ…
手と脚の協応の課題を模索中。 コーディネーションの教科書に載っている「靴踊り」とか「操り人形」はわりと簡単にできるので、エアロビクスの得意な大西さんに、ちょっと難しめの動きを考えてもらった。 腕は「ライダー、変身」の要領で、右、上、左へと回…
「アトムを探せ」プロジェクトでコーディネーションの測定に使えないかと、EyeToyプレイを買ってみた。TVコマーシャルで小錦が宣伝しているPS2用のゲームである。 夕べ、飲み会から帰ってきてからチャレンジ。酔いのせいか、コーディネーションが悪いのか、…
中国雑技団の入団テスト.... ではありません。 アトムを探すプロジェクトで、主にコーディネーションに関連した運動テストをいくつか考案してテストしています。 これは、手のひらにバドミントンのラケットをた立てて、ラインの上を行ったり来たりする課題。…
女子バレー部の4人の選手を対象に検討してきた「アトムを探せ!」プロジェクト。 第一段階の結果はいまいちはっきりしないものとなった。 今回は、まず標的とするパフォーマンスを決め(アタック/サーブ)、その下位行動をアトムとして探していったわけだけ…
先日、スポーツアトム研究会で、学校における体育の授業の目的は何か?という議論になった。 ちなみに小学校学習指導要領の総則にはこんなことが書いてある。 学校における体育・健康に関する指導は,学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に…
保健体育講座の南先生・上田先生との共同研究がスタート。 テーマはあらゆるスポーツに共通のアトムを探せ! 『Contingency Adduction』 という概念がある。 ケラーという心理学者が行ったチンパンジーの洞察の実験は有名だが、ハトにも同じことができること…
附属養護学校の研究発表会と反省会の隙間をぬって、分科会で助言をお願いした吉備国際大学の奥田先生と、司会をお願いした国府養護学校の團先生をスポーツクライミング体験コース(?)にご招待した。 お二人ともけっこう楽しんだご様子。「高いところに登る」…