Tennis Biz: 『フォアハンドストロークの基礎1テークバック』より
インストラクショナルデザインの基礎の基礎である「RULEG」の考え方を使って作られた教材には中々出会わないものなのだが、たまたま見つけたこのテニスのレッスンビデオのサンプルはかなりイケてる。
具体的な課題分析で標的行動の属性を明記し、特定の属性について最小差異例をつくってモデリングしている(上記のページでは「姿勢を起こす」「ラケットは身体の前方に準備」「軸足を決める」)。
教えようとする属性だけが違うように、望ましい行動と望ましくない行動を組み合わせてビデオ提示しているところが素晴らしい。
「脱力」を中核にした標的行動の設定がどのくらい妥当なのか、ビデオを観ただけで行動に違いが生まれるのかどうかはやってみないとわからないけど、こういうビデオ教材なら試してみたいと思った(DVDを注文したので成果がでればそのうち報告します)。
体罰も精神主義もいりません。スポーツのコーチや指導者を目指す人、レッスン教材を開発しようとする人は、ぜひとも学んで下さい。
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