自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『勘』の科学

見えるものと見えざるもの無論、結果が最優先される勝負の世界だから、こうした「勘」などには頼れないという現実もうなずけるのだが、こうした「勘」がぴったりあてはまったり、外れたりすることが、運動の世界を限りなく深遠かつ開示している理由でもある…

『光とともに』

サマースクールで使う教材ビデオを作成するために、先の日曜、附属養護学校でロケを行った。 この日のために、徳島のこどもミュージカルWITHの公演を見に行き、子役さんをスカウト。ゼミ生さんたちの協力のもとシナリオを書いて、撮影にのぞんだ。 子役さん…

自閉症のための学校

国際行動分析学会の最終日に、ボストン郊外にある自閉症児のための学校 The New England Center for Childrenの見学ツアーに参加した。 この学校は設立してから30年近い“老舗”の学校。設立以来、シドマン博士など、行動分析学の研究者との連携で、科学的な研…

web教材の効果を科学的に検証する

シアトルの教材開発会社HeadSproutが行動分析学に基づいて開発した Early Reading Program は、週に1回、 20分のレッスンを40ユニットこなすだけで、小学校高学年レベルの物語を読みこなせるようになるというweb教材だ(アメリカは今でも識字率が低い国の…

国際学会での司会の役割

今年のABA(国際行動分析学会)ではシンポジウムの司会(Chair)と指定討論(Discussant)を務めた。どちらも初めての経験だった。 司会の方は、当日よりもそれまでのマネジメント(企画を打ち立て、発表者を募り、企画書を書いて申し込み、当日ま…