自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

2005-01-01から1年間の記事一覧

センター試験でリスニングテスト

来年のセンター試験から英語リスニングのテストが始まる。受験者一人ひとりにICプレイヤーとヘッドフォンが配布される。それでなくても全国一斉にカチカチのルールで実施されるセンター試験に、さらにカチカチのルールが山のように追加され、会場となる大学…

17歳バトン。

井上先生からバトンが回ってきました。ふだんはこういうチェーン的なやつは黒でも白でもぶったぎるんだけど、いつもお世話になっているのでリレーします。 1 17歳の時は何をしてた? まず「17歳」って言われてもピンとこなくて大ショック。17歳の頃は自分が…

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先週の更新回数は{2}回でした。 北海道クリスマスボードツアーで満喫。4日連続ピーカン。突然の腰痛に襲われたにも関わらず楽しく滑ってきました。

北京ABAレポート#6:コンサルタントとセラピスト

Human Performance Technology. Dr. DONALD TOSTI (International Society of Performance Improvement) Vanguard Consulting というコンサルティング会社を率いるTosti先生の招待講演。プログラムでは所属がISPIになっていたけど、なぜだろう?(ISPIはパフ…

ひざ、ひざ、ひざ.... ひじ的指導法

子どもの頃、こんな遊びしませんでした? 「ひざって10回言ってみ」 「ひざ、ひざ、ひざ、ひざ....」 「(肘をさしながら)ここは?」 「ひざ」 {゜゜}" 先週の徳島ABA研究会では行動的慣性(behavioral momentum)を活用した指導法について情報提供しました…

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先週の更新回数は{5}回でした。

1日3時間もテレビをみる3歳児!?

厚生労働省の第4回21世紀出生児縦断調査によれば、三歳半の子どもの3人に1人が毎日3時間以上テレビを見ているという(概況)。習い事(水泳、英語、幼児教室など)に通う子どもも増えているようだ。 テレビを見ること自体にはそれほど問題はないかもしれない…

個別の指導計画で「楽しむ」「味わう」をどう扱うか (5):最終回はぶっ飛び

このシリーズ(No.1 No.2 No.3 No.4)の最終回はたぶん一番難しいテーマ。教えるのも難しいし、教えられたかどうかを確認するのも難しい「〜を楽しむ」という指導目標の話。個別の指導計画の話からはかなり逸脱します。 「〜を楽しむ」という指導目標を考え…

学習塾が教員養成大学院

早稲田アカデミー、2007年春にも教員養成大学院を設立 学習塾大手の早稲田アカデミーは主に中学・高校の教員を養成する大学院大学を2007年春にも設立する方向で準備に入った。学生や現役教員を対象に受験対策など学習指導方法を教える。中学・高校への講師派…

北京ABAレポート#5:文化と行動随伴性

北京の前にソウルで遊んできたので、飛行機のルートは関空→インチョン→北京(Korean Air)。 インチョン−北京便の乗客は、ほとんど韓国人か中国人だったと思う。驚いたのは着陸後、まだ飛行機が停止してもいないのに、機内のあちこちから携帯の電源をonにし…

北京ABAレポート#5:文化と行動随伴性

北京の前にソウルで遊んできたので、飛行機のルートは関空→インチョン→北京(Korean Air)。 インチョン−北京便の乗客は、ほとんど韓国人か中国人だったと思う。驚いたのは着陸後、まだ飛行機が停止してもいないのに、機内のあちこちから携帯の電源をonにし…

データと教育とビル・ゲイツ

アメリカ合衆国政府(教育省)と民間の企業団体が協働で進める「Data Quality Campaign」という巨大プロジェクトが立ち上がった。 民間側の資金は主にマイクロソフトのビル・ゲイツ(夫妻)からの個人的な基金によるものらしい。 上記のHPにあるプロジェクト…

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先週の更新回数は{5}回でした。

北京ABAレポート#4:九九は日本の誇りです

An Investigation of the Relationship Among Fluency, Application for Multiplication, and Divergent Thinking in Japanese Fifth-Graders. Dr. SATORU SHIMAMUNE (Naruto University of Education) and Dr. Richard M. Kubina, Jr. (Penn State Universi…

バイオロギング

バイオロギング 生物にカメラやセンサーを取り付けて、行動や生態を調べる学問。(中略)日本はこの分野をリードしており、南極のほか、ロシアのバイカル湖、中国の揚子江などで共同調査を実施している。 データロガーと呼ぶ計測装置は1990年初めは、温度な…

パパの手料理と多重制御

ゼミ所属のパパさんたちがご自慢の料理に対する家族からの評価をめぐって盛り上がっています。 カレーと言語行動@徒然なる随伴性日記「もしかして、『おいしい?』って田中さんが聞いて『おいしい』って子どもが答えるのは、エコーイックなのかな?」「いや…

北京ABAレポート#3:流暢性訓練への疑問?

Studying Fluency: Applications in Mathematics and Environmental Education. DR. PHILIP CHASE (West Virginia University) 行動の頻度を高める指導をすることで流暢なパフォーマンス(fluency)が得られる--というのがPrecision Teachingの考え方だ。「…

自然環境と強化率

教育支援アドバイザー派遣で阿南養護学校へ行く途中でみかけた花畑。名前も知らない花だけど、こういう風景を見ると気持ちが和むように感じる。 こちらは万里の長城。幾重にも重なった山々と稜線上に連なる壁。こういう風景も同じように気持ちを和ませる効果…

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先週の更新回数は{5}回でした。

国際的自己運営支援?

中国の人は細身の人が多い。これに比べると米国人は肥満だらけ。日本人も気をつけないとたいへんなことになる。 (ちなみに自分は出張中毎晩のように飲んで食べていたのに体重を3kg落とし、帰国後すでに2kgリバウンドした。中国4000年の歴史は奥深い) なん…

北京ABAレポート#2:中国における自閉症療育

Motivational Procedures for the Treatment of Autism 自闭症治疗的激励程序 (プログラムにあるように中国語を併記してみました) Chair: Karen Sze (University of California, Santa Barbara/加州大学, Santa Barbara分校) Promoting the Development o…

北京ABAレポート#1:日米文化比較

Cultural Versus Biological Determinism Chair: Dr. Masaya Sato (Teikyo University) Are Women, People of Color, Asian's, and Southern European's Inherently Inferior to the Rest of Us? (Theory). DR. RICHARD W. MALOTT (Western Michigan Univers…

スパムの嵐

トラックバックスパムが止まらない。 「お知らせ」によれば Niftyも対応に苦慮しているようだ。スパムの増加によって夜中はほとんど更新できなくないくらいスローダウンしている。 やはり、管理者の許可がないと反映されないようにするしかないのではないだ…

北京ABA終了!

北京で開催されていた第3回国際行動分析学会(Third International ABA Conference: Beijing, China)が終了しました。 通常のABAに比べると諸外国からの参加者の比率が高く、いつもよりアットホームな雰囲気で、異文化交流も進んだような気がします。 詳し…

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先週の更新回数は{3}回でした。

集中の科学

『新インナーゲームー心で勝つ!集中の科学』W.ティモシー ガルウェイ (著) 後藤 新弥 (翻訳) 日刊スポーツ出版社 ハーバード大学テニス部主将という実績を持つ筆者の“インナーゲーム”シリーズ。通常の指導書とは方向性がまったく異なる本である。 練習や試合…

ユートピア? ロサコネス(Los Horcones)

スキナーのユートピア小説『ウォールデンツー』のようなコミューンがメキシコに実在すると書いた(「罰なき社会」の探求)。 しばらくHPにアクセスできずにいたので心配していたが、とりあえず復活している。Los Horcones (−カタカナ読みすると“ロサコネス”…

唾液でストレス測定

何年か前、噛むとストレス度がわかるというガムが発売されて、測定マニアの私としては嬉々としたものだ。 残念ながらこの商品はあっという間に製造中止になってしまった(理由は定かではない)。 ニプロという会社から発売された「COCORO Meter」という測定…

唾液でストレス測定

何年か前、噛むとストレス度がわかるというガムが発売されて、測定マニアの私としては嬉々としたものだ。 残念ながらこの商品はあっという間に製造中止になってしまった(理由は定かではない)。 ニプロという会社から発売された「COCORO Meter」という測定…

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先週の更新回数は{4}回でした。