ナンバーぞうきんや腹筋お手玉など、面白く有効に使えるさまざまな支援ツールを開発してきた武藏博文先生(富山大学)と高畑庄蔵先生(北海道教育大学)のコンビが、これまでの仕事の集大成のような本を出されました。
子どもが使う「チャレンジ日記」、保護者や教員が使う「サポートブック」の作成を中心に、互いにアイディアを出し合い、助け合いながら子どもを前向きに支援するための環境を整えていく構成になっています。
各章ごとに、「うちの子いちばんアンケートを書こう」とか、「ねらいを絞るワークシートをしてみよう」とか、「チャレンジ発表会をしよう」のように、具体的な活動プランとそのための教材(ワークシート)が用意されていて、このまま保護者向けや教員向けのワークショップの教科書に使えそうです。
表紙からも見て取れるように、イラストだけではなく、3コマ、4コマ漫画がたくさん掲載されていますし、教材の写真やそのまま使えそうな教材そのものまであります。これで1,800円はお買い得。出血大サービスですね。
これまたお勧めの一冊となりました。
発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブにいこう! | |
![]() | 武蔵 博文 高畑 庄蔵 エンパワメント研究所 2006-08 売り上げランキング : 44023 Amazonで詳しく見る by G-Tools |