音楽療法といえば、植物状態にある患者さんの動作を音楽を好子として強化できることを示した研究があります。
Boyle, M. E., & Greer, R. D. (1983). Operant procedures and the comatose patient. Journal of Applied Behavior Analysis, 16, 3-12.
音楽というのはかなり根源的な好子のようです(水や空気や人との接触のように)。だから発達障害を持った子どもたちにも使えそうなことは容易に想像できますが、実際に活用されているとは知りませんでした。
本書では音楽を使って子どもの行動マネジメントをする方法や考え方がわかりやすく解説されています。ABC分析も多数掲載されています。学校では音楽の時間が必ずありますし、音楽が好きなお子さんも多いですから、音楽療法家だけではなく、教員の方々へもお勧めです。
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