かつて「日本語で学べる行動分析学の図書」というリストを作ってHPで公開していました。
2003年以前。まだAmazonとかのオンライン書店が今ほど充実していなかった頃。そして行動分析学の和書も限られていた頃でした。
あれから数年がたち、今ではネットで「行動分析」をキーワードに検索すれば、たちどころに関連図書が見つかって、注文までできるようになりました。便利な世の中になったものです。
行動分析学の和書も増えました。特別支援教育関係など、応用系の本ばかりではなく、基礎系の教科書的な本も、理論的な本も、初学者向けの本も、専門性の高い本も出版されるようになりました。その結果、嬉しい悲鳴ではありますが、とてもじゃないですが、私個人がすべて読めるような量でもなくなりました。
というわけで、上記のリストの必要性も低下し、すべての本をフォローすることも現実的ではなくなったので更新もやめていましたわけです。でも、考えてみたら、このブログでは読んだ本の感想なども書き込んでいます。それにココログでは最近(いつそうなったのかわからないのだけれど)、記事のカテゴリーを複数選択できるようにもなりました。
そこで、今回、旧「日本語で学べる行動分析学の図書」リストをAmazonへのリンクリストとして更新し、かつ、これまでこのブログで紹介した本のうち、行動分析学に関する本の記事を「日本語で読める行動分析学」というカテゴリーに整理し直してみました。トップページ、左上部のリンクをクリックすれば、このカテゴリーに属する記事が表示されます。
私の研究室には、「これから読む論文」が入っている箱と、「これから読む本」という本棚の一角があるのですが、貯金は貯まるいっぽう。読むべき本を読まないと、読んでいれば得られる好子を得られないわけだから、貯金ではなくて借金なのかな(笑)。
これを機に、少しずつでも借金を返済していこうと思います。
「日本語で学べる行動分析学の図書」のAmazonへのリンクリスト版は続きへ。
実験的行動分析[行動分析の基礎]
オペランド心理学入門―行動分析への道 (1978年)
浅野 俊夫
オペラント条件づけ―実験的行動分析 (1981年)
能見 義博
○ 現代基礎心理学 学習I(1983)佐々木正伸(編) 東京大学出版会 ☆Amazonに登録なし(~.~)
○ 現代基礎心理学 学習II(1983)佐藤方哉(編) 東京大学出版会 ☆Amazonに登録なし(~.~)
行動心理ハンドブック
杉本 助男 佐藤 方哉 河嶋 孝
オペラント心理学―その基礎と応用
岩本 隆茂 高橋 雅治
メイザーの学習と行動
ジェームズ・E.メイザー 磯 博行 坂上 貴之
学習の心理―行動のメカニズムを探る
実森 正子 中島 定彦
学習心理学における古典的条件づけの理論―パヴロフから連合学習研究の最先端まで
中島 定彦 今田 寛
アレックス・スタディ―オウムは人間の言葉を理解するか
Irene Maxine Pepperberg 渡辺 茂 遠藤 清香
応用行動分析学[行動療法・保育・教育・企業など]
社会行動―その基本形態
ジョージ・ホーマンズ 橋本 茂
教職のためのオペラント入門―教室での行動変容 (1979年)
河合 伊六
新しい治療法としての行動医学―各科における臨床的応用 (1981年)
日野原 重明 篠田 知璋
ナースのための行動療法―問題行動への援助 (1982年)
大橋 正洋
講座 なぜ行動変容の心理学なのか―ヒューマニズムとしてのオペラント
東 正
ことばの獲得―言語行動の基礎と臨床 (1983年)
山口 薫 佐藤 方哉
オペラント行動の基礎と臨床―その進歩と展開
異常行動研究会 岩本 隆茂
子どもの保育と行動分析―困った行動の治し方と望ましい行動の形成
河合 伊六
子どもを伸ばす行動マネジメント―新しい子育ての提言
河合 伊六
消費者行動と経済心理学―強化‐葛藤モデルによる新アプローチ
D.A. アルハデフ 志津野 知文 長田 佳久
行動療法事典
A.S.ベラック M.ハーセン
言語障害の実験研究法―心理・言語臨床家のために
L.V. マクレイノルズ K.P. キーンス 西村 弁作
音楽学習の設計―授業の成立のために
R.ダグラス グリーア 石井 信生 吉富 功修
行動教育への招待―子どもの可能性を切り開く心理学的アプローチ
東 正
登校拒否―再登校の指導
河合 伊六
高齢者の在宅ケア―家族に対する新しいアプローチ
E.M. ピンクストン N.L. リンスク E.M. Pinkston
はじめての応用行動分析
P.A.アルバート A.C.トルートマン 佐久間 徹
わが子よ、声を聞かせて―自閉症と闘った母と子
キャサリン モーリス Catherine Maurice 山村 宜子
コーチング―人を育てる心理学
武田 建
保育の方法―行動理論に基づく教育方法
中野 良顕 榎本 和生
ベストを引き出せ―部下の業績を最大化するリーダーシップ
オーブリー・C. ダニエルズ Aubrey C. Daniels 梅津 祐良
子どもの発達の行動分析
シドニー W. ビジュー Sidney W. Bijou 園山 繁樹
○ アトムの子ども達 発達教育研究所アトムの試み 谷晋二 ☆Amazonに登録なし
応用行動分析学入門―障害児者のコミュニケーション行動の実現を目指す
山本 淳一 加藤 哲文 小林 重雄
自閉症、発達障害者の社会参加をめざして―応用行動分析学からのアプローチ
小林 重雄 加藤 哲文 R.ホーナー
行動分析学から見た子どもの発達
Jr.,ヘンリー・D. シュリンガー Henry D.,Jr. Schlinger 園山 繁樹
行動分析学入門
杉山 尚子 佐藤 方哉 マリア・E. マロット
うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで
カレン プライア Karen Pryor 河嶋 孝
重度知的障害への挑戦
小林 重雄 ボブ・レミントン 藤原 義博
音楽教師のための行動分析―教師が変われば子どもが変わる
吉富 功修 野波 健彦 竹井 成美
パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学
島宗 理
挑戦的行動の先行子操作―問題行動への新しい援助アプローチ
ジェームズ・K.ルイセリー マイケル・J.キャメロン 園山 繁樹
個性を生かす支援ツール―知的障害のバリアフリーへの挑戦
富山大学教育学部附属養護学校 藤原 義博
ことばと行動―言語の基礎から臨床まで
浅野 俊夫 山本 淳一 日本行動分析学会
自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド
シーラ リッチマン Shira Richman 井上 雅彦
理論的行動分析[言語行動など]
行動理論への招待
佐藤 方哉
行動分析学―行動と文化 (1978年)
西川 泰夫
スキナーの言語行動理論入門 (1984年)
佐久間 徹 久野 能弘
研究法
シングル・ケース研究法―新しい実験計画法とその応用
岩本 隆茂 川俣 甲子夫
行動工学とはなにか―スキナー心理学入門 (1975年)
犬田 充
○ ウォ−ルデン・ツ− (1983)スキナ− B. F. 宇津木保(訳) 誠信書房 ☆Amazonに登録なし(~.~)
臨床心理学の源流―フロイト・スキナー・ロージャズ
ロバーツ D.ナイ 河合 伊六
人間と社会の省察―行動分析学の視点から
B.F. スキナー Burrhus Frederic Skinner 岩本 隆茂
科学と人間行動
B.F. スキナー Burrhus F. Skinner 河合 伊六
本の一部・関連本
○ 佐藤方哉(1987)行動分析 臨床心理学の基礎知識 依田明・河内十郎・佐藤方哉・小此木啓吾 安田生命社会事業団 pp. 147-192 ☆Amazonに登録なし(~.~)
現代心理学のエッセンス (1971年)
依田 新 本明 寛
パーソナリティの理論―状況主義的アプローチ
ウォルター ミッシェル Walter Mischel 詫摩 武俊
経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想
ジョセフ ボイエット ジミー ボイエット Joseph Boyett