いい本がでました。
今年度はサマースクールのための教科書を執筆する予定だったのですが、これならその必要もなさそうです。
この本では応用行動分析を学校で先生たちがうまく指導できているときの延長と捉え、日頃の指導を整理して体系的に見直すだけでも、子どもが変わり、先生が変わり、親が変わる!と提案してます。
・障害種別や発達検査のスコアだけではなく、一人ひとりの子どもに向き合って、ポジティブな指導計画を立て、実行する考え方。
・通常学級に在籍する軽度発達障害児が直面することの多い課題への、いくつもの具体的な指導の手だて。
・ハウツーだけではなく、ABC分析など、どうしてその指導方法が有効か?(あるいは有効ではないのか)を考えるための方法。
などがとても読みやすく書かれています。
特別支援教育に関わる先生だけではなく、すべての教師に読んでいただきたいと思う本です。
![]() | 応用行動分析で特別支援教育が変わる―子どもへの指導方略を見つける方程式 山本 淳一 池田 聡子 図書文化社 2005-11 売り上げランキング : おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |