行動分析学の和書
『音楽教師のための行動分析−教師が変われば子どもが変わる』 吉富 功修・野波 健彦 ・竹井 成美・緒方 満・石井 信生・木村 次宏・藤川 恵子【著】1999 北大路書房 グリーア先生の『音楽学習の設計—授業の成立のために』を翻訳された先生方が執筆されたオリ…
『音楽学習の設計—授業の成立のために』 R.ダグラス グリーア【著】 石井 信生・吉富 功修・弘中 知世子・野波 健彦・木村 次宏・藤本 和恵【翻訳】 音楽之友社 1990 グリーア(Greer)先生はコロンビア大学の教育学部の先生で、ケラースクールなど、自閉症…
西南女学院大学のごまひげ船長こと服巻繁先生との共著がでました。 とにかく行動随伴性ダイアグラムがいっぱいの本です。PBS(問題行動に対するポジティブなアプローチ)や、TEACCHの構造化、PTSDの治療、糖尿病患者の自己管理に至るまで、ダイグラムで分析…
Autism: Behavior Analytic Perspectives. P. M. Ghezzi, W. L. Williams, & J. E. Carr (Eds.) 1999. Reno, NV: Context Press. ひとつ前の記事で、Journal of Applied Behavior Analysis には自閉症児の知覚・感覚過敏性の問題を直接に扱った研究は見当た…
駒澤大学の小野先生の書き下ろし(?)作品。行動分析学の基礎領域全体がバランスよくまとめられている。 言語行動の章では刺激等価性についても解説されていて、人間の高次の認知活動を行動分析学の基礎概念で分析するのに役立つ。 タイトルにあるように、人間…
だめ犬しつけ王選手権を観て、なんとなく気になって読み返した。 ペットのしつけのハウツー本ではなく、ハウツーの原理である行動の科学をわかりやすく解説した本だ。 動物のしつけの90%はオペラントだろうって自分なんかだと思ってしまうところだが、まずレ…
AAMR(アメリカ精神遅滞学会)が刊行している人気シリーズ「リサーチから現場へ」の日本語翻訳版、第3段め。 PBS(Positive Behavior Support)の枠組みから、どうすれば個人の生活の質を向上させる行動支援計画が作成できるかを分かりやすく解説している。…
先日、現職教員数名との覆面座談会を行った。 テーマは「教師はなぜ本を読まないか?」。 もちろんすべての教師がそうではないだろうが、とても熱心な先生でさえ、特に専門書になると、「なかなか読めない」、「買ったけど、そのまま」、「ページを開けて文…
まえがきから引用します。 まえがき「児童生徒の状況を理解しようとすることもなく、ただ待つだけでは状況は改善しない。子どもと周囲の状況をよく知り、積極的な働きかけをする必要がある」。そして、そのためには、さ行動論や認知理論の使った「この方法で…
『うまくやるための強化の原理—飼いネコから配偶者まで』 プライア,カレン【著】 河嶋 孝・杉山 尚子【訳】 二瓶社 1998 ISBN:4931199550 この本の原書は「Don't Shoot the Dog!」。叱ったり、なじったりしなくても、愛犬はしつけられますよというメッセー…
ようやく出ました。 自分で自分のパフォーマンスマネジメントをしていて、最も達成率が低いのが執筆行動なんですが、この本は足掛け3年。出版社の米田さんに何度「ごめんなさい」をしたか数えきれないくらいです。 インストラクショナルデザインは行動分析…
ようやく出ました(笑)。 これまで障害児教育関係の臨床、というか臨床心理学一般では、専門家がクライアントと直に接して、指導や治療をするという一次的な関係が主体だった。しかし、そのような介入で対処できるクライアントの数には当然制限がかかる。 …
ケーゲルらの研究グループは、自閉症児への最も効果的な教育は日常場面での自発的なコミュニケーションの指導であると考え、子どもたちが遊びの場面などで自発的に質問するスキルを教えるプログラムを開発してきている。この本はその理論的背景も含めた解説…