タイトルにつられて思わず買ってしまった本。残念ながら「科学的なデータ」はごくわずか。それも運動生理学的なもので、本書の要である「コーディネーション」についてはデータも文献の引用もない。
現代テニスに必要とされる「パワー」を生み出し、「テクニック」を演出する秘訣は、幼少年期、特に7歳から11歳までの間にコーディネーショントレーニングがきちんとなされているかどうかにかかっていると言っても過言ではない(p.36)
とし、テニスにおける目と手(ラケット含む)の協応をトレーニングするためのレッスンプランやドリルが解説されているのだが、それがどの程度「科学的」に実証されているのかは定かではない。
スポーツアトムの研究をしていても、少なくとも球技にとってのコアはこのへんにあると思うので、ぜひ実証的な研究をみてみたいのだが....
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