2014-05-07 行動分析学から心理学の基礎概念を解釈する(その18):反転図形(多義図形) 行動分析学から心理学の基礎概念を解釈する 定義: 「客観的には同一の図形でありながら、知覚的には二つあるいはそれ以上の形が成立する図形(『心理学辞典』(有斐閣), p. 708)。 行動分析学的解釈: 複数の異なる随伴性で弁別刺激となり、異なる行動を誘発させうる刺激。どちらの(どの)刺激性制御が優位になるかは、その他の弁別刺激(その他の弁別刺激や文脈となる条件性弁別刺激など)や確立操作、フリーオペラント的に移動する注視点などによると推察される。 本シリーズの過去記事一覧: 行動分析学から心理学の基礎概念を解釈する