自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

今年の夏の研修会は中止します(残念)。

 今年の夏には法政大学ライフスキル教育研究所の企画として、小中学校の教員対象の応用行動分析サマースクールと、中小企業対象のパフォーマンスマネジメント講座を開催する予定でしたが、節電のために大学の教室が使えなくなる可能性があるということなので、残念ながら開催しないことに決定しました。すでに何人かの方々には「今年はやりますよ!」とお声をおかけしておりましたが、申し訳ありません。空調が必要のない時期(秋?)に開催するか、あるいはネットを使った研修会をゲリラ的にやってみるかどうかを引き続き検討しますが、今のところ白紙です。

 ところで夏の電力不足に対応するために、研究室でも節電を始めました。プリンターやPCなどにはスイッチ付きのコンセントをつけて使うときだけ電源を入れることにし、冷蔵庫はシャットダウン。たぶん大学の教員研究室のほとんどで非省エネ型の冷蔵庫が無駄に運転していると思われます。これだけでもかなり節電になるのではないかな。

 施設部から教員に「冷蔵庫を切って下さい」とは言いにくいだろうし、そういうお達しに反抗する教員もでるんだろうなぁ。

大学の施設部からの回答夏季休暇中の電力使用制限については、国の政策が流動的なため確定しているわけではありませんが、節電のために建物の使用制限を含めた対応を行う可能性は高いと思われます。本学はISO14001を取得し、教職員の知恵と工夫と努力で毎年数%の電力使用量削減を行っていますが、今回節電目標とされているのは2010年の使用量から15~25%削減です。これは努力の範疇を超えた数値であり、ダイナミックな対応が求められることになると思われます。以上の状況から、お問い合わせの件(夏休み中の研修会の開催)は見送っていただく方向でご回答したほうがよいと思います。