3.11の後、いろいろ調べたことの一つ。
法政大学市ヶ谷キャンパスのある千代田区に「広域避難所」はありません。
大規模な延焼火災の危険性が比較的少ないと認められたため、区内全域を広域的な避難を要しない「地区内残留地区」と指定し、平成15年2月10日をもって区内の全広域避難場所の指定を解除したそうです(千代田区防災ホームページより)。
もしものときには、大学の建物が燃えていない限り、その場に留まるということですね。
ちなみに帰宅困難になった場合には「帰宅困難者支援場所」というのがあらかじめ決まっているそうで、このページからは最新の地図がダウンロードできます。市ヶ谷キャンパスからは、JR市ヶ谷駅の向こう側の外濠公園が近そう。
災害発生の時間帯によってはこれだけでは圧倒的に不足するのは目に見えているので、緊急時には安全が確保された施設を柔軟に運用することになるのでしょうね。3.11のときには最終的に大学の建物も開放されたし。
とりあえず研究室にも寝袋、ヘッドライト、非常食、水は確保しておくことにしました。
先日は大学で授業中に地震がきたという体で避難訓練が行われました(着任5年めで初めて)。
教室に緊急放送が聞こえなかったり、扉を開いたままにできなかったり、そもそも避難場所が建物に囲まれた狭い「広場」だったりと、色々問題がありました。でも、こうやって避難訓練をしながらそういう問題を解決していくしかないよね(つか、しっかり改善して欲しいです)。