自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

ドランクセイバー

Drunksaver

年末年始に飲み過ぎて胃の調子が悪くなったので、少しお酒を控えることにした。

飲み会で飲まないのは男の恥という文化で育った世代にとっては「ウーロン茶」は当然NG。

そこで、一回の飲み会で飲んでもよしとする酒の量の最大値を決めることにした。

いつもなら中ジョッキ7-8杯。んでもって悪のりすると、そこから焼酎とかを3-4杯頼んでしまう。悪のりする手前でストップできるように最大値を5杯とした。

これを守るための支援ツールが“ドランクセーバー”(仮称)。使い方は簡単で、酒を1杯頼むたびに、シールを1枚はがして箸袋などに貼っていく。シールがなくなったら終わり(TEACCH的構造化ですね)。

今のところ二勝一敗。その一敗も+1杯の超過で済んだ。胃の調子も上向き。

ただし、社会的妥当性は低い。たくさん飲んで盛り上がりたい人にとっては、しらけグッズになりかねない(自分は量を飲まなくても盛り上がれるから問題なしなんだけど)。

自分にとっては視覚的に提示しつつ、回りの人にはばれないように改良する余地あり。