徳島県内の二つの養護学校に行ってきました。サマースクールに参加した先生方が研修で学んだことを実践で活かせているかどうか、事例研究を進めるのにどんな支援が必要か、サマースクールを改善することでまかなえるところはあるか、などなどを調べるためのフォローアップ訪問です。
どちらの学校でも校内に事例研究のチームがつくられていて、事例について話し合い、課題分析やABC分析をやってみて指導計画を立案し、記録にもどついて指導計画を修正したり、変更したり、達成を承認しあうというプロセスが見事なまでに運用されていました。
数年前にこの仕事を始めた頃、ケース会議などで助言をするときには、そのたびに、なぜそういうふうに考えるかをかなり詳しく話さないとわかってもらえなかったものですが、今では、ちょっとしたヒントだけで「あぁ、そういうことですか、そうですよね」とか、もっと嬉しいことには「実は、私たちもチームで話し合ったときにそういうふうに考えていたんです」なんて言われたり、「こんなのはどうでしょう?」と提案されたりもします。
コンサルテーションはフェイドアウトが最も肝心かつ困難なステップですが、そろそろ出口が見えてきた感じです。