卒論で因子分析をするのに数学も統計も苦手で、論文読んでもチンプンカンプンですという学生さんには、これまでこの本を奨めていた。数学アレルギーで数式とかはわからなくても多変量解析を概念的に理解できる良書である。
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ただ、私が学部生のときにお世話になった本でもあり、取り上げられている例は「時代」を感じさせる。もう少し新しい本はないかなと探していたら、この本が見つかった。
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卒論などで因子分析を勉強しなくてはならない学生(しかも統計は苦手で数式なんか見たくもない)を想定して書かれているので、ほんとに数式がでてこない。
論文を読んで他の人がやった分析を解釈するだけなら1章だけでも充分。3章も読んでおけば完璧。まず、こっちの本を読んで、どうしてもわからなければ上記の本を読むという順番でもいいかもしれません。
ちなみに著者の一人の中村知靖先生(九州大学)は上の本の著者である柳井晴夫先生のお弟子さんで、私とは千葉大学で同期だったりするのです。