いよいよネット選挙解禁。Yahoo! Japan みんなの政治 参議院選挙2013 「相性診断」をさっそく試してみました。
憲法、経済、TPP、原発、税、くらしに関する計11問の質問に、賛成から反対の5件法で回答すると、自分の考えに近い政党と候補者を教えてくれます(教育、福祉に関する設問はありません。争点とはみなされていないのかな)。
各政党、各候補者から得られた回答との一致度を算出し、並び替えているのだと思われますが、計算式は公開されていないようです。
自分の場合、政党は民主、公明、みんなが64%-70%で高位、社民、自民が下位になっているので、ま、これは予想通りの結果(計算が妥当そうな感じ)。
候補者についても同様です。当確と噂の高い丸川氏との一致度が17%というのが、さっそく残念感を盛り上げてくれました(^^;;)。
選挙期間中、相当数の人がこの相性診断をするでしょうから、母集団に対してかなりのバイアスはあるにしろ、きっと面白いデータが収集できるに違いありません。自民と公明という連立が、あくまで数合わせであって、政策の一致度も低ければ、それぞれの政策を支持する有権者も異なるということがおそらく数字で明らかになるでしょうし、もしかしたら、私の結果からも推測されるように、いわゆる無党派層がほんとうは支持したい政策群を打ち出す政党がないこと、逆にいえば、そういう政党をつくるなり、そういう政策群(おそらく一貫した理念にもとづいた)をうちだせば、相当数の支持が得られることも多変量解析すればすぐにわかるはずです。
こういうデータをYahoo! Japanの関係者がどのように扱うのかも興味深いです。各政党に選挙コンサルとして入り込み、データや解析を売ったりもしているのでしょうか。
なお、「ランキング」のページには候補者のパフォーマンスに関する種々の指標が提供されています。「Twitterつぶやかれ数」や「Twitterリツイート数」のように、それだけだと評価しようのない指標もありますが、「国会質問回数」や「議員立法提出数」「質問主意書提出数」など、議員の仕事に直結する指標もあります(現職優位になるからか、国会や委員会への出席/欠席回数などのデータはないですね)。
ネット視聴者からの公開質問に候補者がリアルタイムで答えるようなネット公開討論会とかしないのかな。そういうのを楽しみにしています。