自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

誘惑:バカな誤変換がなくなる!? 日本語変換プログラム AquaSKK

こんなもん見つけてしまいました。

Aquaskk

どうやらLinuxのエディター用に開発されていた漢字変換プログラムをMacに移植しているプロジェクトらしい。

特徴は、AIなどを駆使した文法解析とか予測変換とかはいっさいせずに、どこを漢字にして、どこを仮名/カナにするかは、ユーザーが指定して入力すること。

詳しい説明はここに。

ことえりでもAtokでも、"バカ"な誤変換の原因はユーザーによる誤学習(誤変換しているのに確定してしまってそれをプログラムが覚えてしまう)によるところが大きい。つまり、"バカ"なのは自分自身ってことなんだけど、自分のバカな過ちを修正できない(誤学習した辞書を後から手動でも修正できない)のがいつだって大問題。

それなら最初から、変換に関してはプログラムに判断させず、こっちでやりゃいいじゃんという発想の転換は優れものだと思う。

ただ、使い方を習得するまでには時間とストレスがかかりそう。この忙しいご時世にその余裕はない。それに、もし完璧に習得して慣れてしまったら、他のPC(大学のノートPCとか)はよりいっそう使いにくくなるだろうなぁ。

と、誘惑にかられながら、現在、躊躇しているところです。

なんて記事をエントリーした後に、ことえりが暴走(珍しい、初めてかも)。ソフトウエアの嫉妬はオソロシヤ。