名言〔第12位〕:「教える組織を作る」
解釈:
QCサークルやTQC、TQMなど、QC活動の成功事例からわかるように、「教える」行動が強化される随伴性は「学ぶ」行動の確立操作として機能する。これは、ゼミを発表当番制で運用すると、毎回最も学ぶのは発表者だったり、社内/校内研修の講師を社員/教員が担当すると、最も学ぶのは講師になった社員/教員だったりするのと同じである。
社員間の学び合い(学んだことを教える)が自発され、強化される機会を設定することで、上意下達に凝り固まったコミュニケーションだけではなく、現場から意見を吸い上げることもできる柔軟な組織運営が可能になる。
本シリーズの過去記事一覧: