鳴門教育大学附属養護学校の研究発表会が2/3(金)に開催される。
附属養護とは5年近くにわたってコラボレーションをしてきた。だが、今年度はほとんどノータッチ。特に事例研究については各学部でリーダーの先生たちが中心になって、学校内で自立型マネジメントを展開してきた。私からみると、これまで積み重ねてきたことがどのくらい維持され、さらに発展できるかが興味の焦点になっていた。
送られてきた紀要の原稿をドキドキしながら読んだ。
事例研究は量・質ともに充実。なにをさておき、すべての事例研究で記録が取られ、グラフが作成され、指導の効果ができるだけ客観的に評価されている。指導目標の設定や指導方法の立案時点で般化を促進することも検討されている。素晴らしい。
研究発表会のためだけの研究授業ではなく、子どもたちの日々の学校生活で、いかに授業や指導を改善し、学習を進められるかという、最も大事な視点も維持されている。
猪子先生によれば、やはり指導計画立案シートというモノをつくってしまって学校全体で使うようにしたことや、指定研究の期間だけではなく、継続して使っていける仕組みを作ったことが大きいのでは?とのこと。
また野崎先生からは「般化」に関する興味深い質問もいただき、先生たちがとれもハイレベルな話し合いを展開していることをうかがわせた(後日紹介します)。
もちろん個々の教員の力量をアップする研修システムなども重要なんだけど、附属養護の展開を見ていると、そこからさらに「学校の力量」をアップするために必要な条件が見えてくる。
今後も楽しみです。