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パソコンショップでMighty Mouseを試用してきた。
ユーザーからの要望を軽視してワンボタンマウスを標準装備してきたAppleがようやく示した解答だ。
右ボタンによるコンテキストメニューの表示や、ホイールによる画面のスクロールなどは、Mac向けのソフトウエアにも、実はかなり前から組み込まれていた。だから、サードパーティーのマウスを別途購入して使っていたユーザーも多いはずだ(自分はLogitech のMouseMan Travelerを愛用。5個くらい購入しておいたが、すでに販売中止で手元の在庫も最後になった。どうしよ)。
Appleがワンボタンマウスに執着していたのはそれなりに理由がある。ユーザーテスティングからも、初心者にはその方が学びやすいというデータがあったようだ。
だから、今回のMighty Mouseは、いかにユーザビリティを確保しながら、直感的にわかりやすい操作の種類を増やせるかというところがポイントになる。
Appleの解答は、見かけはワンボタンマウスなのに、実は3ボタン+360度のホイール、さらにスクイーズという新しい発想のおまけつきだ。
試用した印象。
左右クリックは問題なし。360度操作できる豆粒のような大きさのホイールの操作感は良好。
(ただし、AppleのHPで“ロール”と“スクロール”を区別している理由がわかんかったけど)
期待していたスクイーズ(マウスの両端をつまむように握る)はイマイチ。押したときの指へのフィードバックがはっきりしなくて、しかもそうとう強くつままないと関知されない。閾値を下げると誤作動が多くなるからだろうけど、何度も「あれ?押したはずなのに」ということがあった。このへんは使っているうちに、ユーザーの行動が自動的にシェイピングされるとは思うけど。
サイズ的には、MouseMan Travelerに慣れた自分の手には大きすぎ。もう二回りくらい小さいのが欲しいところ。
とりあえず標準ではなくオプションで別売になるもよう。
それほど自信がないってことかな(ユーザーテストしてるのかなぁ、とちと不安)。