自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

文字化け対策にGMailという手もあるかも

Gmaillogo

メールの文字化けを指摘されることがなぜかまたまた増えてきた。

私(Mac)からWinへ送ったメールが文字化けしていたケースの9割以上は、Winユーザーから受信したメールの中に機種依存文字が含まれていたのに気づかず、そのまま引用して返信したり、転送したときに起る問題。これについては以前に解説を書いているので、ここを参照していただきたい。

ふだんはこういうことが起らないように目を光らさせていて、機種依存文字が含まれていたら、そのときにはわざわざ新規メールをこさえているのだが、それでも見逃してしまうことがある。

残りの1割のうち、もしかしたらどうやらかなりの割合で起っているかもしれないのが、メールが届く経路のどこかのサーバーで、文字コード指定情報(日本語メールは通常「ISO-2022-JP」)が抜け落ちてしまう問題らしい。Outlookなど、XPに付属する標準メーラーの問題かと思っていたら、どうやらそれだけでもないらしい。

私から送信して文字化けが指摘されたメールのうち、文字コードが上記の機種依存文字の問題でユニコードUTF-8)になっていたものものはWinの方で文字化けする確率が高いが、ISO-2022-JPになっていたものでも文字化けすることがあるらしい。

調べてみると、どうやら一部のwebメール(特にyahooとhotmail、そして大学のwebメール)で問題が起りやすいようだ。そして、この問題はMacとWinのやりとりに限らず、Win-Win間でも生じているらしい(情報がよくまとまっているのはここ)。

そこで、この問題に一番熱心に取り組んでいそうなGoogleGMailを使ってみたら、yahooでは文字化けしていたメールが問題なく届いた(もちろん元々機種依存文字で送られてきた文字は表示されないが)。

これまではアカウントを持っている人から招待されないと新規アカウントが入手できなかったが、このたび日本語対応へ力をいれることになったせいか、誰でもすぐにアカウントをとれるようになっている。事実上、容量は無制限。メールの中身を解析されることをいとわなければ、トライする価値はありそうだ。

Gmailのアカウント取得はこちらから。

Googleによる文字化け対策に関する解説はこちらから。