自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

はるがきた:やんちゃな小犬の子育日記(21) 「サポートブック」を作ってみました

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 これまで私が出張するときには友達や親戚にうちに泊まりに来てもらっていました。でも、いつでもそうできるわけでもなく、先月の出張では泊まりに来てくれる人が見つからず、本来1泊するところを強行の日帰り出張にしてもらいました。4月から通常の生活に戻り、学会出張なども増えてきます。いざというときのために、ペットホテルに泊まれるように準備を進めてきました。

 毎月シャンプーをお願いしているペットサロンで預かってもらるように、シャンプーの前後、数時間余計に滞在させ、スタッフさんや看板犬たちにも馴れてもらい、また、その過程で色々お話をして、信頼できそうなところを見つけてあります。ここを見つけるのに、ペットホテルやペットサロンなど、十数件を訪問して見て回りました。

 いよいよ4月には1泊の宿泊学習をさせることなり、そのために、これまで留守番をお願いしていた友達や親戚に渡していたメモを「サポートブック」的にまとめ直しました。

 サポートブックは、保育所、託児所、学校の先生や、ボランティの人たちに、お子さんに関わるときに知っておくと便利な情報を、親御さんがまとめて書いておくものです。特に、自閉症などの発達障がいがあるお子さんの場合には、それを事前に知っていればトラブルを減らせることも多く、親御さんにも、関わる人にも、ご本人のお子さんにもメリットがあるものです。

 そこで、これまでみてきたサポートブックを参考に、はる用の「サポートブック」を作りました。

 書きながら気づきました。これはエンディングノートの一つだなと。一人暮らしで飼っている犬ですから、私に万一のことがあれば、どなたかに後をお願いしなくてはなりません。そのときに、食事や散歩、遊びや躾、その他、生活する上での注意点や医療情報などが一冊にまとめられていれば、新しい飼い主さんにとっても、はるにとっても役に立つに違いありません。

 エンディングノートなんて縁起が悪いように感じるかもしれませんが、何かあっても安心して任せられるようにしておけば心配の種も減るのではないかと思います。

 おそらく4月の宿泊学習の後に改訂することになるとは思いますが、個人(個犬?)情報を取り除いて、公開します。同じような懸念を抱えている、一人暮らしの愛犬家さんの参考になれば幸いです。

はるの「サポートブック」