自然と人間を行動分析学で科学する

島宗 理@法政大学文学部心理学科【行動分析学, パフォーマンスマネジメント, インストラクショナルデザイン】

Evernoteで思考の棚卸し

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とうとう夏休みが終わってしまいました。あまり知られてなくて誤解も多いのだけれど、大学教員には「夏休み」はあってないようなもの。授業がないだけで、逆に授業期間中にはなかなかできなくて溜まった仕事に追われる毎日だったりします。しかも、自分の場合、学会や大学の仕事などがどうしても優先されてしまい、今年も、論文を書いたり、授業改善のために教材を作ったりという仕事は後回し(泣)。

そんな中、夏休みにやることとしてto-doリストにあげていた「Evernote」の整理はどうにか完了。

自分はEvernoteを新聞や雑誌、論文などのクリッピング(昔ならスクラップブック)や研究や授業に関するとりとめのないようなアイディアをメモるのに使っているのですが、メモるだけでそのあとの活用が停滞していたので、今後の研究計画などを整理するのと兼ねて、一つひとつのメモをみながら「タグ」をつけていくことにしました。そうすることで、ばらばらにメモし、クリップしてきた情報が、ある程度まとまり、次の研究に関する発想を引き出してくれるのではないかと期待しての作業です。

「タグ」をつけるのは初めてでしたが、携帯の予測変換みたいなことをやってくれるらしいので、すべてのタグを半角アルファベットで始まるようにして、一文字打つだけでタグが入力できるようにしました。

記事やメモをあらためて読みながら、考えながらの作業だったので、やたらと時間がかかりましたが、どうにか終わりました。その結果、今後、研究で取り組んでいくべき、big picture的な俯瞰図もなんとなくできてきました。キーワードは「幸せ」になりそうな予感です(笑)。